大東文化大学 齋藤ゼミレポート(11)
10月17日、今回の家つくりWSは所沢市の「オギノエンファーム」へ活動視察に行きました。
主催者の荻野さんの話を中心に、地域資源を生かした循環型農業について様々な体験を通じて学びました。
「オギノエンファーム」は自然農法、有機農法によるお茶、野菜の生産やヤギ、羊の飼育とそれらの作物の加工を行っています。
また、ここにはかつて使われていた家畜小屋を日干しレンガでリノベーションした小屋があり、壁にはWSに参加した子供たちがビー玉、おはじき等で小屋に装飾が施されていました。子供たちが楽しみ、遊びながらこの小屋を作っていたと思うと微笑ましく感じました。
そのほかにも子供たちの遊び場となる3階建のツリーハウスなどもありました。雨でなければ上まで登ってみたかった…。
自給自足村、オギノエンファームの始まりとは
しばらく見学させていただいた後に、荻野さんにファーム内の案内をしていただきました。
荻野さんは農薬による事故、体調不良をキッカケに無農薬栽培を開始。様々な農法を経験していった結果、次第に自給自足の生活を徐々に確立してくことができていき、2008年のリーマンショック以降、循環型農業へ。
現在では地域資源を生かしながら持続可能な農業、畜産経営を行っているそうです。
ファーム内には元気の良い羊、ヤギ達がたくさんいました。小学生時代に動物園で見て以来だったので羊たちの鳴き声には少々驚きました。
手作りのピザ釜で手作りピザ♪
案内も終わり、待ちに待ったピザ釜によるピザづくり。
ちなみにこの窯は荻野さん作ったものです。みんなでピザ生地をこねて、具材を盛り付け、それぞれ楽しみながらピザを作りました。
焼きあがったピザも非常においしく各テーブル、会話に花が咲きました。おいしいピザをいただきながら参加したメンバーの自己紹介も行いました。
次に荻野さんが作成したピザ窯の苦労や工夫を教えていただきました。今後、楽農くらぶでもピザ窯作りをしていくうえで非常に参考になるお話でした。
ピザ窯作りで大事なことは空調(自然の風の出入り)と作業効率だそうです。荻野さんはこのピザ釜をわずか数週間で作りあげたと聞き驚きました。ピザ窯は様々な工夫が施されており、荻野さんのこだわりを感じました。
そんなこんなで荻野さんの話も終わるころには先ほどまで降っていた雨もやみ、青空が見えました。
今回伺った「オギノエンファーム」は、まさに野瀬さんや楽農くらぶの目指すべき形に非常に近いのではないかと荻野さんの話を聞いて感じました。
今後の楽農くらぶの活動、そして我々自身、様々なことを学んだ一日でした。
(大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本純平)
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