大東文化大学 齋藤ゼミレポート(10)
第6回家つくりWSが9月19日(土)に開催されました。
本日は藤野電力さんに協力していただき、これまでに修繕してきたリヤカーにソーラーパネルを付ける作業をしました。
ここ最近ずっと雨と天気が優れない日々が続いていましたが、この日を狙ったかのように快晴となり絶好の作業日和でした。
既にテーブルに並んでいたソーラーパネルに必要な機材を前に今までとはまた違う期待感の中、今回も自己紹介からスタートしました。
自己紹介が終わると早速、藤野電力さんの小田嶋さんから、それぞれの機械と電気のことをシェアするために必要な知識についての説明がありました。初めに電気の単位について説明を受けました。
そもそも電気とは?
一つは、小学校の時に学んだワット(電力)アンペア(電流)ボルト(電圧)の確認をしておかないとソーラーパネルを繋ぐ機材の選定が出来ないそうです。
二つ目に、ワットアワー(電力量)についても確認しました。これは、『とある時間でどのくらいのエネルギー量を消費したか、または生産したか』と少し難しくワットと混同してしまいそうですが、この二つを理解しておくことでソーラーパネルでどれだけの電気を作れて、どれだけ消費できるかが分かるようになるので、これから難しいですが理解していく必要があります。
さらに、各機材の役割や取り扱いの注意点を丁寧にご指導いただきました。
その後本格的にソーラーパネルに繋ぐ配線を組む作業をしました。
まずは小田嶋さんからお手本を見せていただき、その後に我々も行いました。ゆっくりでしたが一つ一つの作業の行程に意味があり、どんな小さく細かい作業も繋がっていくんだと感じました。
集中して作業を進めているといつの間にかお昼になっていたので、一旦作業を止めてランチタイムに入りました。
季節の野菜で青空ランチ
今回のランチは、古代米を使ったご飯に、コラーゲンたっぷりのタレがかかった骨つき肉とジャガイモ、出し巻き卵、酢の物、モロヘイヤと納豆の混ぜ合わせ、サツマイモの茎を茹でて味付けしたものでした。
このサツマイモの茎は茹でてあったのにとてもシャキシャキしていて新鮮に感じました。どれもご飯が進む料理で、午前中で消費した体力などがこのご飯によって回復しました。食べ終わると少しの間お喋りをしてから作業を再開しました。
午後はまた配線を組む作業と、リアカーにソーラーパネルを取り付ける際にどのように野菜を出し入れさせるのかの議論を進めました。
配線作業は、ソーラーパネルで作った電気を溜めておくバッテリーと、その電気の量を調整する機械とソーラーパネルを繋ぎました。そして、電球と繋げると電球が光ったので、配線作業はここで終了しました。
完成間近、もうひと頑張り
リヤカーへの設置は、ソーラーパネルを蓋にしてドアのように開閉できる構造にすることが決まりました。
しかしながら、手持ちの部品が足りなかったので、急遽、近くのホームセンターまで買いに行きました。部品を買いに行っている間は、作業が進められないため少し早めにティータイムをとりました。
今回は、ホーリーバジルを使ったお茶でした。このホーリーバジルは虫除け効果もあるそうで、この日は少し蚊が多かったように感じたのでピッタリでした。スッキリした味わいで飲みやすかったです。これがホーリーな味なんでしょうか。(笑)
ホーリーな味に浸っていると、部品が手に入ったのでリヤカーにソーラーパネルを取り付ける作業を再開しました。
作業している時に気付いた事などを、こんな風にしたほうがいい!と議論しながら進めていきました。
楽農くらぶ半年の集大成!
取り付けが終わると先ほど繋いだバッテリーなどを乗せて、見事完成することができました。
あんなにボロボロだったリヤカーがソーラーパネルを乗せて復活しました。約半年行ってきたこの活動で1番感動しました。その場にいた皆から拍手が沸き起こりました。
少し暑い中行われた今回のWSですが、ゆっくりと進む時間の中にもしっかりと着実に結果に繋がっているんだと実感することができました。本日は本当にお疲れ様でした。
藤野電力さんもご協力ありがとうごさいました。
(大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 山口光輝)