【楽農くらぶ便り】秋の風物詩「干し柿」〜畑つくり

大東文化大学 齋藤ゼミレポート(13)

 11月13日、楽農くらぶ畑つくりワークショップが行われました。

 本日のテーマは「干し柿」作り。まず、午前中は新田にある野瀬さんの畑で柿を収穫して、午後は柿を干す作業を体験しました。

 私達、学生は午前中のみの参加者でしたが、次第に深まる秋を感じることができました。

 畑を取り囲むように建っている2階建の家と同じぐらいの高さがある柿の木には数えきれない程の柿の実。…果たして、どうやって収穫するのかと思っていたその時、野瀬さんがスイスイっと木に登り始めました。

もいで、集めて、整える

 さらに、何の躊躇も無く木のてっぺんまで登って行く野瀬さんに、「大丈夫だろうか…」「落ちたら大変…」と、少しヒヤヒヤしながら、心配した面持ちで見守っていました。

 そんな私たちに「早くネットを張ってね!」という声が掛けられると、急いで柿を受けるためネットの設置を行いました。

 準備が整うと、野瀬さんが柿をもいでネットに落とす。ネットに落ちてきた柿を集める。集めた柿に付いている枝をT字になるように整える。そして、箱にきれいに並べる、という作業をそれぞれが黙々とこなしました。

無駄なく、豊かに…農の知恵を学ぶ

 お昼が近づき作業が終わる頃には、数えきれない程の柿が、持ってきた箱いっぱいに整然と収められました。

 今日のお昼は柿にちなんで、柿の葉寿司、そして、かぼちゃの天ぷらなど、秋を感じる料理を美味しく頂きました。

 今回のWSでは干し柿を作りましたが、柿は、柿渋や柿酢など、本当に色々な形で利用することができる素材です。

 無駄なく、豊かにという農の持つ知恵を、野瀬さんに教えて頂いた作業を通じて体感することが出来ました!

(大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 吉田尚平)


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▲干し柿作りの参考に、当日の様子を動画でご覧ください